●監督-小島秀夫 ●ゲームハード-PLAYSTATION3 -------------------------
ゲームはどこまで進化するんだろう……と、素晴らしい完成度のゲームをたくさん遊んできたにもかかわらず、『MGS4』を遊んでそんなことを思った。ゲームで久しぶりに興奮して、"すっげぇ…"と息をのんだ。そして感動した。これはゲームだが、あえてここで感想を残すことにした。
そういえば僕は一昔前まで、好きなゲーム?と聞かれたら「小島監督作品です」と答えるほど小島さんのファンで、MSX2のメタルギア2で虜になって以来、数々の名作に惚れ込んできた。 ところが不覚にも「METAL GEAR SOLID3」の高い難易度にやられて挫折、小島作品から遠ざかった。あんなに好きだったのに冷める時は急速だった。
それから数年。MGS4が登場。3寄りのシステムに当初は全く興味もなかったけど、今回PS3を買ってとりあえず…のつもりで『METAL GEAR SOLID4』を購入。 序盤は案の定苦労したが、コツを掴んで確信した…(今回はイケる)と。2までの遊び方と違うんだってことをやっと理解し、"敵の目を欺く"快感がありえないほど面白く感じてきた。うわ、なんで3の時気がつかなかったんだろう…。少し自己嫌悪。 しかしまぁやはり難しいことには変わりない。前作よりはかなり簡単にはなってると思うけど、クリアまで相当苦労はした。
それにしても、グラフィック、演出、ストーリー、どれも鳥肌レベル。だからこそ映画と並べて紹介したかった。シリアスの中にちょっとしたジョークやユーモアを散らすのが昔から小島監督流なんだけど、正直2や3のスネークは軽すぎじゃ…って思うほど本筋のシリアスさをぶち壊すほどチャラかった。しかし4はジョークのさじ加減もよろしく、本筋の緊張感をほぐすいいエッセンスになっている。スネークはこうでなくちゃ…。とても安心した。 その他のキャラクタもとてもいい。オタコンよすぎ。そしてナオミエロスギ。雷電カッコヨスギ。メカデザイン秀逸スギ。新川さんありがとうございます。
そして今作は小島メタルの集大成となるようで、シリーズを遊んできた人が楽しめるポイントが山ほどあって驚かされた。いろんなところで過去の小島作品のパロディが出てきて、知ってる人は間違いなくにやついてしまうシーンがたくさんある。僕が4に特殊な愛着を持ったのはたぶんこうした要素だと思う。ネタバレとなるのでここでは書けないけれども、是非ともファンと語ってみたいネタは盛りだくさんだ。
実を言えば、シリーズ(メタルギア・サーガ)の設定はあまり理解していない。政治的な人物相関など非常に複雑で、流してゲームをプレイしただけではたぶん理解できないと思われる。そこを理解せずしてファンを語る資格は無いのかも知れないけど、まぁなんとなく3までで広げてきた大風呂敷を、今回モーレツな速さで畳みかけてきた感がある。それくらい、4は頭のてっぺんから足の先までメタルサーガの総まとめ的な作品になっていて、シリーズをプレイしてきてよかった!と心底思えるような出来映えだ。まぁ3だけは動画でプレイを観るというインチキはしたけど…。
4はほんと、すごい。HIDEO KOJIMA's GAMEの本気は一流だな。ここ数年でいくつかのゲームに「すごい、面白かった」という評価をしてきたのとは違うレベルの【すごい】。 MGS4で大いにエンジョイさせてもらったし、そして次回作の本気に期待する楽しみを持たせてもらったので、小島監督に……敬礼ッ!
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