●監督-マックG ●キャスト-クリスチャン・ベール、サム・ワーシントン、アントン・イェルチン ---------------
4の時代設定は、1でカイル・リースがやってきた”未来(厳密にはその少し前)”。1や2を観た当時、ジョン・コナーが戦っているとされる”未来”の状況を想像するしかなかった僕らにとってはその映像化という点でも待ちに待った作品とも言えます。シュワちゃんがいない分、エンターテイメント的にはインパクト薄いですが、シリーズ的には大変重要な時代を描く作品となりました。
映画そのものは昨今では当たり前のようにド派手なメカアクションが繰り広げられ、ターミネーターも数多く登場してボリューム満点なんですが、一方で1や2で語られる”未来”(つまりは今作の舞台)とのつじつま合わせにも苦労したことがうかがえる説明的な造りでもあります。それに加えてシリーズを続けていく上での新しい伏線を盛り込んでいる…そういう、フェードアウトしていたシリーズをもっかい広げて、膨らませよう!というねらいが見えるんです。まず間違いなく5は作られるでしょう。
さて、そのつじつま合わせがうまくいったかと言えばなかなか厳しいようです。なにせ初代から25年もたっているので4で描かれる”未来”はものすごくハイテク。1で語られた未来にこんなすさまじいメカいなかったけどなー…なんて言ってはいけません。 また、4には若い頃のカイル・リースが登場しますが、彼が成長していずれは1のマイケル・ビーン演じるカイル・リースになるんだな〜って想像しながら観るとちょっと楽しいですね。同様に2のエドワード・ファーロング演じるジョン・コナーが4のクリスチャン・ベールになるんだなー…ってならねぇよ!違いすぎだろ!なんていうつっこみもある意味楽しいです。
個人的に4を楽しむ上でどうしても1や2との関連性、設定や雰囲気の同期を気にしてしまうので、ツッコミどころ満載なんですが、そういうことは抜きにして楽しんだ方がいいですね。要所要所でシリーズの名台詞が出てきたり、テーマ曲のイントロが流れたり、紛れもなくターミネーターしてますし、4ならではのヒューマンドラマも見所です。1や2の殺伐とした世界から、人類の再生計画がはじまる…まさにジョン・コナーの活躍はこれからだと言えるでしょう。
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