▼▼▼ネタバレあり。未観賞の方はご注意ください。▼▼▼
とある機材を用いて「他人の夢に潜入し、アイデアを盗む/アイデアを植えつける」ことをビジネス的に実行するプロ集団。標的は夢の中ではあるけど、夢の中で主人公達がやっていることはさしずめ「オーシャンズ11」みたいな感じと言えばあたらずも遠からずか。各メンバーが淡々とミッションをこなしたり、アクションしたりするシーンは面白く、かっこいい。
その面白さを引き立てているのは言うまでも無く不思議な映像の数々。僕はこのビジュアルがとにかくツボで、ストーリーそっちのけ(というと大げさだけど)ってくらい映像が楽しくて仕方なかった。これら不思議な映像はちゃんとスタイリッシュさを演出しながらも、あいまいな「夢に潜入する行為」を説明的になりすぎずわかりやすく理解させてくれる。すごく新鮮。
「インセプション」の予告編を観ると、映像ばかりに目がいってしまうけど、お話もちゃんと楽しむことができるので頭も働かせてみたほうがいい。というのも、夢の世界の「階層」の概念はよく観ていないと混乱すること必至で、僕も大筋は追いかけていたけど細かいところは勝手な解釈、想像で観ていくしかできなかった。ただ後半の「階層別」のカラクリはすさまじくよくできていて、あの第一階層で橋から落下するワゴンが着水するまでの階層別の展開描写は異様なほど興奮した。これ書きながらシーンを思い出すとまたわくわくしてくるほどだ。
ちなみにロバートにアイデアを受け付ける、という最大のミッションは成功しなかったわけだけど、その代わり、コブ自身が嫁からの開放というインセプションに成功したというハッピーエンドはなかなか良いオチだと思っている。個人的には、最後のシーン、"トーテム"は倒れたと解釈してるんだけど、どうなのかな。ここもいろんな解釈があっていろんな人のブログを見ると面白いかもしれない。
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